ビットコインが分裂?!「ハードフォーク」とは

仮想通貨でよく聞く言葉、それが「ハードフォーク」!

既に仮想通貨に投資しているという方もハードフォークについてきちんと理解していますか?ハードフォークのイベントを利用することで、もしかしたらよりたくさんの利益を狙うことも可能かもしれません。

そこで今回は、仮想通貨市場でよく耳にするハードフォークについて、仕組みや過去の事例などを紹介していきましょう!

 

 

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

ハードフォークの仕組みを簡単に解説!

 

 

ハードフォークは、「今までのルールと互換性のない新ルールを適用すること」と定義されます。

例えば、ある仮想通貨のセキュリティ耐性に重大な問題があるとしましょう。この問題が発覚すると開発者側は「これでは誰も投資してくれない!」と考えるようになりますよね。

そこで、今までのシステムを見直して、新しくシステムを作り直すことでセキュリティ耐性を高めようとします。これがハードフォークです。

 

ハードフォークは基本的に、一度システムを作り直すと今まで使っていたシステムは使えなくなります。これが「互換性がない」ということですね。

しかし、もともと存在していた仮想通貨自体は残るので、ハードフォークを行うと全く新しい仮想通貨が誕生するのですね。元あるコインはそのまま、そして新しい通貨が生まれてくることから「分裂」とも呼ばれています。新しい仮想通貨は今までの通貨とは価格もシステムも全く異なります

 

ただ、システムを組み換えることで必ずしも2つの仮想通貨に分かれるわけではありません。それは、単純にシステムをアップデートしただけということもあるからですね。

システムをアップデートするだけなら、もともとの仮想通貨との互換性は保たれるので通貨は分裂せず、「システムがより良く生まれ変わった仮想通貨」になるだけです。これをハードフォークの対比として「ソフトフォーク」と言います。

 

 

ソフトフォークは、システムに問題があるがそれほど大きなことではない場合、つまりちょっと変更するだけで済む場合に利用されます。一方、ハードフォークはシステム自体を大幅に変更しないといけない重大問題がある場合に多く利用されますね。

 

 

ハードフォークによって仮想通貨市場にはどのような影響がある?

 

ハードフォークによって仮想通貨は分裂し、市場の中に新しいコインが追加されます。そして、基本的にはハードフォークによって生まれた新しいコインは、それまでのシステムより良い方向に改変が行われています。

また、ハードフォークによって影響があるのは、そのコインだけではなく仮想通貨市場全体に及びます。

 

例えば、ある仮想通貨が「〇月○日にハードフォークを実施します!」と発表したとしましょう。しかし、投資家にしてみれば「え、あの人気通貨にそんな重大な問題があったの?」と思ってしまいますよね。

すると、ハードフォーク直後には、その通貨の価値を見限って売りに転じる投資家が溢れることが予想されます。それならと、ハードフォークの前に少しでも高い価格でその通貨を売ろうとしますよね。そして、その通貨に代わる避難先として他の仮想通貨を買おうとするでしょう。

 

 

ここで市場には大きな動きが現れます。ハードフォークを実施する仮想通貨の価値が下がり、代わりに他の仮想通貨の価値が高まるという現象が起こるのですね。

実際に2017年8月に起きたビットコインの分裂騒動では、その前に避難先としてイーサリアムやリップルの銘柄に人気が集中し、一時価格が大きく上昇しています。

 

しかし、2018年2月9日現在のビットコイン価格は約91万円と、1年前のレートと比べると約9倍にも急騰しています。 ...

 

ただし、ハードフォークを行ったとしても必ずしも価値が下がるのかというとそうでもありません。過去にハードフォークを行ったビットコインイーサリアムは、ハードフォーク以降には価格が下落することもありましたが、そこからは読者の方もご承知の通り、過去最高額を更新する勢いを見せています。

ハードフォークのイベントがあると市場は大きな値動きを見せますが、買いや売りの判断が難しいのも仮想通貨の特徴と言えるでしょう。

 

今までのハードフォーク事例を紹介!

 

ハードフォークについて色々と解説を行ってきましたが、定義だけをつらつらと書いていても分かりにくいですよね。

ハードフォークを理解するには、今まで仮想通貨市場で起こってきた実際の事例を参考にするのが一番です。仮想通貨が誕生して約9年。その間にハードフォークによって仮想通貨はどのように変化してきたのでしょうか?有名な銘柄を取り上げて紹介していきましょう。

 

ビットコイン(BTC)→ビットコインキャッシュ(BCH)

 

 

ビットコインは2017年8月に行われたハードフォークにて、ビットコインキャッシュという別の通貨に分裂しました。

では、なぜビットコインがハードフォークをする必要があったのでしょうか?

それは送金遅延の問題です。ビットコインのシステムでは、仮想通貨の決済や交換の頻度が予想を上回る勢いで、取引量増加によって処理速度が遅くなる問題が発生していました。

 

そこで、この問題を解決するために、取引における情報のデータ量を減らすか、情報のデータを収めるブロックのサイズを増やすかの2択の選択を迫られます。結果的に、ビットコインはブロックのサイズを増やすことでシステムを改変、そして新しいシステムのビットコインキャッシュが生まれたのですね。

 

 

こうしたデータ量の問題はシステムを大幅に変える必要があるのでソフトフォークは不可能です。そのため、ハードフォークを行ってデータ量の問題を解決する手段が取られたのですね。

ビットコインとビットコインキャッシュは名称こそよく似ていますが、内容や価格は全く別のものであることを把握しておきましょう。

 

 

イーサリアム(ETH)→イーサリアムクラシック(ETC)

 

イーサリアムクラシックという仮想通貨も、イーサリアムという通貨から分裂してできました。ただし、ビットコインなどのハードフォークと違って少し事情が異なります。

まず、イーサリアムのハードフォークを理解するには、「THE DAO」という仮想通貨を知っておく必要があるでしょう。難しい説明はしません。「こんなことがあったんだ」ぐらいの気持ちで読んで下さればと思います。

 

THE DAOはイーサリアムのシステムをベースにした仮想通貨で、仮想通貨のブロックチェーンという仕組みと、イーサリアムのスマートコントラクトという仕組みを組み合わせることで、自動的な組織運営ができると話題を呼びました。

THE DAOの初期の資金調達額はなんと150億円!これは、THE DAOのセールが開始された2016年当時では史上最高額となる調達額を記録しました。

 

 

しかし、たくさんお金が集まるところには悪い人が集まるのが自然で、THE DAOはハッキングによって65億円相当もの資金が盗まれてしまいます。

それで槍玉に上がったのがイーサリアムです。THE DAOに投資した方にしてみれば、「イーサリアムのシステムを使ってるんだから、イーサリアム自身のシステムに問題があるのでは?」という悪い噂が広まってしまうのですね。

 

日本国内には「ビットフライヤー」や「Zaif」といった有名取引所がありますが、そこで購入できる仮想通貨の種類は最大で14種類までと決まっています...

 

そこで、イーサリアムを運営するグループは「THE DAOの事件はなかったことにしよう」と事件をうやむやにしようとします。しかし、それに反発したグループのメンバーは「いや、THE DAO事件は今後の教訓として活かすべきだ!」と反旗を翻します。

そうして反発メンバーはイーサリアムを離脱。イーサリアムの脆弱性を改善した新しい仮想通貨「イーサリアムクラシック」が誕生します。

 

イーサリアムクラシックは、こうした仮想通貨を巡る大きな事件によって生まれましたが、システムが大きく変更されたことでハードフォークの一つと考えられています。

 

⇒ETHもBCHもビットフライヤーで《安心安全に》取引!

 

まとめ:ハードフォークイベントを狙って利益を出すこともできる

 

今回はハードフォークについて詳しい説明を行ってきました。凄く簡単に言えば、「システムをより良くしようね」ということなので、基本的に生まれ変わった新通貨は古いものよりも優れていると考えてよいでしょう。

ただ、だからといって新しい通貨の方が価値が高まるかと言えばそうでもありません。

実際、ビットコインキャッシュよりもビットコイン、イーサリアムクラシックよりもイーサリアムの方が価値は断然高いです。

 

また、ハードフォークを行うことで古い通貨のチャートも大きく動く可能性が高いため、その時期を狙って利益を出すことも可能でしょう。ただし、その分下落する時は大幅に下がるので、リスクにも気を付けて判断してみてください。

 

⇒ETHもBCHもビットフライヤーで《安心安全に》取引!

仮想通貨取引所は、国内と海外に分かれ、それぞれ取り扱う通貨の種類が異なるのです。また、取引所によって、手数料や独自のサービス内容...
bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

関連記事

ビットコイン「採掘(マイニング)」で稼ぐ!方法は?リスクは?

ブロックチェーンの仕組み/初心者必見!<その1>

仮想通貨の資金管理について解説!具体的な方法も紹介します

ビットコインをウォレットで安全に保管!<特徴・種類・作成方法>

ビットコイン初心者必見!<その2>仮想通貨投資のリスク/対処法

仮想通貨のチャートの見方を徹底解説!<初心者必見!>ローソク足を覚えよう