P2P(ピア・トゥ・ピア)技術の仕組みを解説!

仮想通貨について調べたり勉強している方は「P2P(ピア・トゥ・ピア)」という言葉をよく耳にしませんか?でも、P2Pと聞いたって正直なところ何のことかよく分かりませんよね。

そこで、今回はP2Pに関する特徴や性質などをできるだけ簡単に噛み砕いて説明していきます!

 


P2Pの仕組みは仮想通貨とも密接に関係しているので、これから投資を検討しようという方も覚えておいて損はありませんよ!

 

 

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P2P(ピア・トゥ・ピア)の特徴や事例を簡単に紹介!

 

 

P2Pの元々の用語は「Peer-to-Peer(ピア・トゥ・ピア)」と呼ばれています。

 

「Peer」って何って思う方も多いでしょうが、日本語に直すと「同等」とか、「同格」といった意味があります。そこで、「Peer-to-Peer」は「同等な物から同等な物へ」という訳し方が最適でしょう。

 

「同等な物」の一番身近なものを紹介すると「パソコン」が挙げられます。

それも、一般家庭で使われる普通のデスクトップやノートブックのことです。つまり、P2Pは「パソコンからパソコンでデータを送る」時などに利用されるのですね。

 

 

P2Pの反対「クライアントサーバー」を知ればもっと分かりやすい!

 

P2Pを簡単に説明するために「パソコンからパソコンにデータを送る」と紹介しました。しかし、「それって今までの仕組みとどう違うの?」と疑問を抱く方も多いですよね?

 

実は今までの仕組みは「クライアントサーバー」と言って、P2Pとは全く逆の仕組みでネットワークを動かしていました

 

 

クライアントは「依頼をする人」のこと。そしてサーバーとは「依頼を受ける人」を指します。クライアントサーバーでは、ネットワークの中心に大きなサーバーが存在し、そして複数いるクライアントから依頼を受けてサービスを提供していました。

 


例えばメールなどはクライアントサーバーに当たります

 

私たちが携帯やパソコンから誰かにメールを送る時、まずはサーバー側に「〇〇さん宛に〇〇というメールを送ってくださいね」という依頼が届きます。

そして、サーバーがその情報を処理することで、無事に相手方にメールが届くという流れですね。

 

 

メールはクライアントサーバー、LINEはP2P

 

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クライアントサーバーの代表例がeメールだとしたら、逆にP2Pはどんなソフトに使われているんだろう?

 


それは、メッセージアプリのLINEを挙げると分かりやすいですね!

 

LINEでは、「メッセージを送りたい」という依頼をする必要はありません。お互いの端末(スマホやPCなど)で直接データのやり取りができるため、サーバーを経由せずにメッセージ交換ができるのですね。

 

しかし、実際に利用している方にしてみれば、メールもLINEも同じように利用しているので、クライアントサーバーとP2Pの違いは外見からでは分かりにくいですよね。

 

ただ、P2Pには大きなメリットがあります。

 

例えば、ウェブサイトなどにアクセスが集中することで回線がパンクして繋がりにくくなる経験をした方も多いでしょう。それは、サーバーにたくさんの依頼者(ウェブサイトにアクセスしたいと依頼する人たち)が殺到するから起こるのですね。

 

しかし、P2Pの場合はサーバーが存在しないので、回線が混雑することもありません。

 


ウェブサイトで言うと、サイトを見たいと思う人(ユーザー)と、サイトのサービスを提供する人(運営者)で直接データのやり取りをするのが大きなポイントですね

 

また、サーバーを用意する必要がないということは設置コストや維持費用もかからないことを意味しています。

つまり、サービスの提供者にとってはコスト削減になり、ユーザーにしてみればサービス価格が下がるといった恩恵を受けることができるでしょう。

 

例えば、P2Pを利用しているLINEでは、同じアプリを持つ者同士無料で通話ができますよね。

これらのことからP2Pという仕組みはデータ交換のスムーズ化や低コスト化に非常に役に立つと言えるでしょう。

 

 

ビットコインや仮想通貨もP2Pによって支えられている

 

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P2Pという仕組みは、実は仮想通貨にも取り入れられています。簡単に言うと、「個人同士でお金のやり取りができる」という具合ですね。

 


ただし、実際に資産のやり取りをするにはP2Pというシステムだけでは不十分です

 

例えば、お金を送る相手が家族だったり友人だった場合にもそれなりの信頼というものがありますよね。

しかし、これが顔も見たことがない第三者が相手だとしたらどうでしょうか?

誰か分からないような人に自分の大切なお金を送れますか?相手が悪意のある方なら、個人情報を抜き出されたり、資産を盗まれたりする可能性がありますよね。

 

これがP2Pではなく、クライアントサーバーだったとしたら、そうした責任を負うのはサーバー側です。しかし、P2Pでは個人間の取引なので事故に対する保証は一切ありません。

 

そこで仮想通貨はP2Pという仕組みの他にブロックチェーンという技術も組み合わせます。ブロックチェーンは全ユーザーの取引データを世界中に公開し、ユーザー同士で監視し合うことで安全性を高めています。

 

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取引が行われる度にブロックというデータが生成され、データを書き換えるには過去の全てのブロックを遡る必要があるので、改ざんは事実上不可能と言われています。

 


つまり、仮想通貨はP2Pによってスムーズで低コストの取引を可能にし、見ず知らずの人と取引するという弱みをブロックチェーンによって補っているのですね!

 

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P2Pによって世界はこんな風に変わる!

 

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P2Pは仮想通貨にも導入されていることを紹介してきました。しかし、現実ではまだP2Pの仕組み自体を活用することが難しくなっています。

 


その理由の一つは、仮想通貨取引における大多数が取引所を経由して行われている現状です

 

取引所には世界各国に様々な種類が存在し、それぞれ扱っている通貨の種類も違います。取引所の中では扱っている通貨の売買や送金などが行えますが、これがまた曲者!

取引所はいわゆるサーバー側の立ち位置だからです。

 

取引所ではユーザー同士で通貨の交換が行われているわけではありません。つまり、ユーザーは「この通貨を売ってください(買ってください)」と取引所側に依頼を出して、取引所がその依頼に答える形になっています。

 

仮想通貨取引所は、国内と海外に分かれ、それぞれ取り扱う通貨の種類が異なるのです。また、取引所によって、手数料や独自のサービス内容...

 

これって先ほど紹介した「クライアントサーバー」と同じ仕組みですよね。

 

そのため、今の仮想通貨取引の状態は、P2Pの仕組みが働いていないことになります。その結果、取引所にアクセスが集中すればサーバーがダウンして取引ができなくなる危険性もありますし、取引手数料が安くなるわけでもありません。

 

仮想通貨を扱う取引所はそれぞれ設定している手数料が異なるので、今回は、国内の主要取引所の比較を行ってみました。 ...

 


ただ、仮想通貨が誕生してから9年。ようやくP2Pを実現できる環境も生まれ始めました。それが、仮想通貨取引所「Cointal」です

 

Cointalは世界初のP2P取引を可能にした取引所で、ユーザー同士で仮想通貨のやり取りができる仕組みとなっています。

 

しかし、2018年2月9日現在のビットコイン価格は約91万円と、1年前のレートと比べると約9倍にも急騰しています。 ...

 

Cointalの特徴

 

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例えば、今までの取引所では通貨を売買する際に「板」と呼ばれるものに値段と注文量が表示されていました。しかしCointalの場合は、画面に表示されるのは「売主」と「値段」です。

つまり、「誰からいくらで買うのか」を自由に選択できる形式になっています。

 

これは、ショッピングで言えばヤフーオークションのような仕組みによく似ていますよね。同じ商品がずらっと並んだ中で、売主によって販売金額が異なるというものです。

 

cointal

 

Cointalの良いところはユーザー同士で取引を行うので、取引手数料が一切かからないこと!(販売所で購入する場合だけ1%かかります)

 

クライアントサーバーにもP2Pにもメリットとデメリットの両方が存在するので、どちらが優れているのかは別として、今後は仮想通貨の中でもこうしたP2Pサービスが増えてくることで、ユーザーの選択肢も増えることが予想されます。

 

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まとめ:今後もP2Pを導入したサービスは増える!

 

今回はP2Pについてできるだけ簡単に紹介を行ってきました。また、P2Pは仮想通貨にも実装されており、今後もますます広がりが期待できますね。

個人間でデータをやり取りできるメリットは、やはりスピードの速さ!そしてコストの安さですね。

 


ただし、サーバーを経由する時と比べて、セキュリティ面には問題性もあるため、デメリットについてもしっかりと把握しておきましょう

 

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